ゲイリー・バートンは、ジャズのヴィブラフォンの第一人者です。
ゲイリー・バートンは、4本マレット奏法をより高度な奏法に確立したことで知られています。
長くにわたりバークリー音楽大学で教鞭をとりジャズに新しい道を示してきました。
この記事では、ヴィブラフォン奏者としてのゲイリー・バートンの経歴及び代表曲をどこよりも分かりやすく紹介しています。
目次
- 1 ゲイリー・バートンの経歴
- 2 ゲイリー・バートンの特徴
- 3 代表曲1 Crystal Silence – Chick Corea & Gary Burton
- 4 代表曲2 Libertango
- 5 代表曲3 Afro Blue – Gary Burton & Makoto Ozone
- 6 代表曲4 Vibrafinger
- 7 代表曲5 Alone At Last
- 8 代表曲6 Chega de Saudade
- 9 代表曲7 Dreams So Real – Gary Burton Quintet
- 10 代表曲8 Falling Grace – Pat Metheny and Gary Burton
- 11 代表曲9 Careful
ゲイリー・バートンの経歴
ゲイリー・バートンは、1943年アメリカのインディアナ州で生まれました。
ゲイリー・バートンの家族は音楽一家で、幼い頃からピアノを習い、近所でヴィブラフォンの教室があったので、楽譜の読み方や演奏を学ぶためにヴィブラフォンの教室に通うようになりました。
17歳のとき初レコーディングをする機会がありましたが、本人はスタジオで演奏するよりもコンサートやライブなどお客さんを前にして演奏する方が好き、と後に語っています。
高校卒業後はバークリー音楽大学に進みミュージシャンの道を進むべくニューヨークへ移ります。
1964年(21歳)スタン・ゲッツのバンドに起用されました。
1967年(24歳)ジャズ・ロックスタイルのバンド、ゲイリー・バートン・クァルテットを結成し早くも人気を博します。
1970年(27歳)キース・ジャレットやステファン・グラッペリと共演しアルバムをリリース。
1972年(29歳)アルバム『アローン・アット・ラスト』でグラミー賞を初受賞しています。
その後も多くのミュージシャンと共演を果します。
チャーリー・ヘイデン、チック・コリア、パット・メセニー、エバーハルト・ウェーバー、ラルフ・タウナー、B.B.キング、ジム・ホールなど
1972年~2002年(29歳~59歳)バークリー音楽大学に在籍し教鞭をとり、最終的には学長に就任しました。
2017年(73歳)小曽根真とのデュオ編成で行われた日本ツアーを最後に活動停止しました。
(Wikipediaより引用)
ゲイリー・バートンの特徴
ゲイリー・バートンは、ヴィブラフォン奏者を代表するミュージシャンの一人です。
ヴィブラフォンと言えば、MJQのミルト・ジャクソンが有名ですが、その次に名前を上げるとすれば、筆者の場合、ゲイリー・バートンです。
ただこの記事を書くにあたってヴィブラフォン奏者を調べてみると、当たり前かもしれませんが、ヴィブラフォン奏者はたくさんいます。
それでも他のヴィブラフォン奏者の名前が筆者の耳に入ってないということは、やはりマイナーな楽器であることは間違いないです。
そう考えるとヴィブラフォン奏者と言えば、ミルト・ジャクソンとゲイリー・バートンだけ覚えておけばOKかと、勝手に思っています。
そこでゲイリー・バートンの特徴と言えば、ピアノとの相性が抜群です。
チック・コリアと半分遊びながら演奏しているシーンは、本当に音楽が好きなんだなと音楽小僧を感じます。
ラテンのリズムもかっこいいですよね。
ゲイリー・バートンの功績として特筆すべきは、バークリー音楽大学との繋がりです。
自身もバークリー音楽大学に入学していますが、その後ジャズを後進に教えたいとバークリーに教師として自分を売り込んで本当に教師になっています。
その後は、ジャズを教えるのに教師だけでは物足りなくなってしまい、最終的にバークリー音楽大学の学長に就任するまでになりました。
その在籍期間中にバークリーで学んでビックネームになったミュージシャンもかなりの数になります。
ヴィブラフォンの音は、数ある楽器の中では軽くて爽やかな音です。
ハードな音楽でも涼し気な音楽に仕上がるのが、ヴィブラフォンです。
ベタベタのジャズに少し疲れた時は、ゲイリー・バートンのヴィブラフォンを聴くのもありですね。