マイケル・ブレッカーは、アメリカのテナー・サックス奏者です。
テナー・サックス奏者は、ジョン・コルトレーンが圧倒的に有名ですが、その後のテナー・サックス奏者として人気実力№1のテナー・サックス奏者が、マイケル・ブレッカーです。
フュージョン・ジャズにおいてテクニック抜群のマイケル・ブレッカーの経歴と代表曲をジャズ初心者向けに分かりやすく紹介いたします。
目次
マイケル・ブレッカーの経歴
まずは、マイケル・ブレッカーの経歴から紹介します。
マイケル・ブレッカーは、1949年アメリカ、ペンシルベニア州生まれのジャズ・フュージョンのテナー・サックス奏者・音楽家です。
音楽一家に生まれたマイケル・ブレッカーは、毎晩夕食後に家族でバンドを演奏したいたと言われています。
特に兄のランディ・ブレッカーと共に地元のバンドで活動して、一旦大学に入学していますが、兄を追うようにニューヨークに進出しました。
そこでホレス・シルヴァーやジェイムス・テイラーらと出会い、圧倒的なテクニックを武器に台頭してきます。
1975年(26歳)兄のランディ・ブレッカーとブレッカー・ブラザーズを結成します。
1979年(30歳)マイク・マイニエリ(ヴィブラフォン)、スティーヴ・ガッド(ドラムズ)、エディ・ゴメス(ベース)らとジャズ・フュージョン・バンドのステップス・アヘッドの初期メンバーとして参加しています。
その後は、ジャンルを問わないミュージシャンとして活躍し、ハービー・ハンコック、ジャコ・パストリアス、パット・メセニーら多くのミュージシャンと共演しています。
親日家としても知られており渡辺香津美、小曽根真らジャズ・ミュージシャンとも共演しました。
1987年(38歳)フュージョンの要素を持つ代表曲「Slang」を発表。
1990年(41歳)彼のテクニックと表現力が際立つソロ・アルバム『Now You See It…Now You Don’t』を発表。
2003年(54歳)ブレッカーがリーダーシップを取りジャズ・フュージョンの新たな展開を示した作品の一つ「Timeline」を発表しました。
2007年(57歳)死去
マイケル・ブレッカーの特徴
マイケル・ブレッカーは、オールジャンルで音楽史に名前を残したレジェンド・テナー・サックス奏者です。
ジャズとテナー・サックスはとても相性がいいのでテナー・サックス界のレジェンドは数多く名前があげられます。
マイケル・ブレッカーは、そのそうそうたるレジェンドと比べると年代的に20年ほど若くなるので、ランキングとしては前を上げる人は少なくなるかもしれませんが、圧倒的なテクニック、クリエイティブなフレージングなど、ジョン・コルトレーン以降にテナー・サックス奏者として革新を起こしてきた存在です。
マイケル・ブレッカーの時代になるとジャズ人気に陰りが見え、他の音楽への参加も多くなってきているので、生粋のジャズファンからは少し評価を低くする人もいたようです。
他のテナー・サックス奏者と比べるとブレッカーの場合、ジャズ意外の音楽への参加も特徴的です。
ジョン・レノン、ポール・サイモン、アート・ガーファンクルなどの演奏や日本でも有名ミュージシャンのアルバムにも参加しています。(ウェキペディアより)
ジャズ界隈に限らず、当時の音楽業界でサックス奏者と言えば、マイケル・ブレッカーと言われるほど信頼があったようです。
年代が若い分、録音がクリアなことも初めてジャズを聴く人にはありがたいですね。
下記、代表曲9に日野照正と共演しているマイケル・ブレッカーを紹介しています。
ヒノテルが、思いっきり演奏してくれたことでブレッカーに火を付けてくれて、余裕をもってヒノテルを超えてしまった、という風に筆者には見て取れます。
是非、マイケル・ブレッカーの演奏を楽しんでもらいたいものです。
代表曲1 Song For Bilbao
代表曲2 Some Skunk Funk – Brecker Brothers Live In Barcelona
代表曲3 Trains – Steps Ahead
代表曲4 Softly as in a morning sunrise
代表曲5 Slang
代表曲6 Never Alone
代表曲7 Itsbynne Reel
代表曲8 Timeline
代表曲9 MILESTONES
日野照正が熱い演奏をしてくれたことで、マイケル・ブレッカーにも火が付いて、軽く超えてきたという演奏ではないかと思います。
マイケル・ブレッカーの経歴と代表曲を紹介! まとめ
マイケル・ブレッカーの経歴と代表曲を紹介してきました。
この機会にテクニック抜群のマイケル・ブレッカーに興味を持ってくれると嬉しく思います。