ジョー・パスは、アメリカ出身のジャズ・ギタリストです。
ジャズ・ギタリストではウェス・モンゴメリーが有名ですが、ジョー・パスも同じ時代に生きたレジェンドで、スタンダード曲を多く演奏してきました。
この記事では、ジョー・パスの代表曲・実績をどこよりもジャズ初心者に分かりやすくお伝えします。
ジョー・パスの魅力を知ってますますジャズを好きになってくれると嬉しく思います。
目次
- 1 ジョー・パスの経歴
- 2 ジョー・パスの特徴
- 3 代表曲1 Night And Day(Virtuoso)
- 4 代表曲2 When You Wish Upon A Star
- 5 代表曲3 ”C.E.D.” – Sounds of Synanon
- 6 代表曲4 Days of Wine and Roses – Ella Fitzgerald & Joe Pass
- 7 代表曲5 Just Friends – Oscar Peterson & Joe Pass
- 8 代表曲6 Sushi – Oscar Peterson Quartet with Joe Pass
- 9 代表曲7 There Will Never Be Another You
- 10 代表曲8 Autumn Leaves
ジョー・パスの経歴
ジョー・パスは、1929年アメリカのニュージャージー州で生まれました。(マイルス・デイヴィスの3つ年下、1929年は世界恐慌の年)
幼少期からギターを始め14歳でバンド活動を開始しました。
ジョー・パスが主に影響を受けたギタリストは、ウエス・モンゴメリー、ジャンゴ・ラインハルト、チャーリー・クリスチャンの3人だったと伝えらえています。
20歳頃フには、フランク・シナトラら大御所と共演していますが、その後麻薬中毒で長期間刑務所暮らしもあり、麻薬療養施設のシナノン病院に入院することになります。
1961年(32歳)施設から戻ってきて遅れて出した初アルバムが病院名からとった「サウンド・オブ・シナノン」となります。

1970年(41歳)ノーマン・グランツに見いだされジョー・パスの代表アルバムとなる「Virtuoso」を発表し、ジャズ・ギタリストとして確固たる地位を得ることになりました。
1974年(45歳)にグラミー賞を獲得し、世界的にも認められるようになります。
1994年(65歳)肝臓がんで生涯を閉じました。
ジョー・パスの特徴
ジョー・パスの代表するアルバムは何かと聞かれたら間違いなく「ヴァーチュオーゾ(Virtuoso)」と答えるでしょう。
ソロギターの最高峰のアルバムです。
ギターは、ピアノ同様にリズム、ハーモニーとメロディーを同時に演奏できる楽器ですが、それだけにテクニックが必要になります。
後進のギタリストに多大な影響を与えたギタープレイを聴くことが出来ます。
超絶技巧ではありますが、演奏は派手ではなく上品という印象です。
それにジョー・パスの演奏は、スタンダード曲を多く残してくれていることは嬉しいですね。

オスカー・ピーターソンやエラ・フィッツジェラルドとの共演も多く、特に歌伴としての演奏は、ギターの音が出過ぎない演奏で聴きごたえがあります。