アート・テイタム の経歴・代表曲!「ピアノの神様」と呼ばれた超絶技巧のピアニストをジャズ初心者に向けて紹介します。

アートテイタム ジャズ

アート・テイタムは、アメリカのオハイオ州出身のジャズ・ピアニストです。

視覚障害でありながら超絶技巧の演奏でジャズの発展に大きく貢献し、後のピアニストに多大な影響を与えたレジェンドです。

アート・テイタムは、スウィング時代を代表するピアニストで、「ピアノの神様」と呼ばれていました。

アート・テイタムの経歴

アート・テイタムは、1909年にアメリカのオハイオ州に生まれました。(チャーリー・パーカーより11歳上)

生まれつき白内障のため、片目は全盲でもう片方もわずかな視力しかありませんでした。

父親はギタリスト、母親は教会のピアニストとして恵まれた環境に生まれ、絶対音感も持っており、幼いころからピアノやヴァイオリンを習って、18歳で地元のラジオ局のピアニストとして雇われプロの道を歩むことになります。

その後、歌手アデレイド・ホールに伴奏者として雇われ、1932年(23歳)ニューヨークに上り、初めてレコーディングをしました。

アート・テイタムの才能は当時から注目を浴びており、ニューヨーク、クリーヴランド、シカゴと仕事の機会も増え、1938年(29歳)にロンドンで演奏する機会もありました。

超絶技巧のソロピアノが得意だったアート・テイタムですが、時代の流れで1943年(34歳)になるとピアノ、ギター、ベースのピアノトリオを結成します。

ただ、この時代は自分自身の方向性を考えあぐね、人気が下降線を辿ります。そこで出会ったノーマン・グランツのプロモーションのおかげで20枚近いアルバムを吹込み、人気を取り戻すことになります。

1956年8月(46歳)ハリウッド・ボウルで16,000人以上の観客の前で演奏をしています。

1956年11月(47歳)長年のツアーの無理がたたり、尿毒症のためロサンゼルスで亡くなりました。

アート・テイタムの特徴・伝説

ジャズレジェンドは、「伝説」を多く残していますが、アート・テイタムほど「伝説」を残しているレジェンドはいないかもしれません。

演奏スタイルは、スウィングです。

ピアノトリオは、一般的にベーシストがベース音を弾くのでピアニストは、コードとメロディーを弾くことが多いですが、アート・テイタムの演奏では左手でベース音を演奏するソロピアノが多いです。

極端に言うとラグタイムです。

しかしその演奏テクニックは、今のピアニストと比べても全く引けを取りません。

オスカー・ピーターソンが幼い頃、彼のレコードを初めて聴いた時、ショックのあまりしばらくピアノに近寄れなかったとか。

カウント・ベーシーは、「世界の8番目の不思議」と称賛しています。

当時のクラシックピアノの巨匠ウラディミール・ホロヴィッツが、アート・テイタムの演奏をたまたま聴いて仰天し、次の日に義父で指揮者のアルトゥーロ・トスカニーニを連れて行き、トスカニーニもテイタムの演奏に仰天した、などです。

チャーリー・パーカーは、アート・テイタムが出演していたお店の厨房で皿洗いをしていましたが、テイタムの演奏時はじっと演奏を聴いていました。

正直私は、ジャズ初心者の頃は、アート・テイタムをほとんど聴いたことがありませんでした。

聴くきっかけは、多くのジャズ・ピアニストを紹介しているブログで、ほとんどの人がテイタムの名前を挙げていたからです。

アート・テイタム以前にもデューク・エリントンなど素晴らしいピアニストはいますが、アート・テイタムのテクニックは、群を抜いて素晴らしい演奏です。テイタムの演奏を聴くと彼に影響を受けたピアニストは多いことが想像できます。

特にオスカー・ピーターソンを改めて聴くと、アート・テイタムからかなり影響を受けた感じがします。

代表曲1 Yesterdays

代表曲2 Body and Soul

代表曲3 ユーモレスク

代表曲4 Dancing In The Dark

代表曲5 アイ・ガット・リズム

代表曲6 On the sunny side of the street

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