デューク・エリントンのおすすめ代表曲と経歴をジャズ初心者に紹介します!

空 1 ジャズ

デューク・エリントンは、1988年にアメリカで生まれ、ジャズだけでなく音楽の発展に多大な功績を残しました。

この記事では、ジャズにあまり馴染みのない方に対して、デューク・エリントンが作ったおすすめ代表曲や経歴を分かりやすく紹介します。

デュークエリントンの経歴

デューク・エリントンの生立ち

デュークエリントンは、1988年にアメリカの首都ワシントン.D.Cに生まれたジャズの作曲家・編曲家・ピアニスト・バンドリーターです。

父親は、著名な白人医師の執事であり時々ホワイトハウスにも出入りしたという人なので、エリントンは黒人上級階級の家で育ちました。

エリントンは、子供の頃から身だしなみを身につけ、雰囲気を持っていたようで、当時付けられた“Duke(公爵)”というニックネームをそのまま名前として使うようになりました。

7歳でピアノを始め10歳で作曲を始めた天才です。

18歳になると音楽家を目指して学校を辞め、地元で演奏を始めまて、24歳でニューヨークへ出てきてジャズクラブで演奏を始めています。

エリントンの音楽の勉強は、ハイスクール時代に音楽教師より音楽理論を習っています。音楽専門の学校には通っていません。

名言
「私の音楽に対する勉強は、G♭とF♯の違いを学んだことからはじまった」

28歳という若さで有名な「コットンクラブ」と専属契約をして安定した状況の下でエリントの名声は不動のものとなっていきます。「コットンクラブ」との契約は、32歳まで続きます。

1929年は、世界恐慌が発生した年になります

「コットンクラブ」の契約終了後は、生涯演奏旅行だったと言われています。

デューク・エリントンは、あらゆる才能に恵まれた人物ですが、中でも私はリーダーシップが最もすぐれた才能だったと思います。

デューク・エリントンのバンドには優れた才能の人達が集まってきますが、ほとんどのメンバーがこのバンドで才能を開花し、長く在籍していました。

“デューク”というニックネームも彼への敬意が現れていますね。

「A列車で行こう」のビリー・ストレイホーンとの関係

デュークエリントンを紹介する時に忘れてはいけないことは、作曲家ビリー・ストレイホーンです。

デューク・エリントンは、優れた作曲家であることは間違いないのですが、デューク・エリントンで最も有名な「A列車で行こう」は、ビリー・ストレイホーンが作曲しています。

少しデューク・エリントンがいいとこ取りしている風も感じますが、ビリー・ストレイホーンは、エリントンより16歳下でストレイホーンにとってエリントンは、最初は雲の上の存在でした。また、ストレイホーンは、ゲイということもあり世間に対する信頼がありませんでした。

16歳年下のストレイホーンが先に亡くなってしまいますが、その時エリントンは、たいへん悲しみ三カ月後には「ビリー・ストレイホーンに捧ぐ」というアルバムを発行するなど、ストレイホーンに対し敬意を表しています。

結果的にビリー・スタレイホーンの名前は、歴史的にはビッグネームになることはありませんでしたが、デューク・エリントンがいたからこそ「A列車で行こう」もヒットしたのかもしれません。お互いにウィンウィンの関係だったのだと思います。

デューク・エリントンが作曲したと思っていた曲でもデューク・エリントンだけが作曲していなかった曲もあります。(キャラバンは、トロンボーン奏者ファン・ティゾールとの共作、サテンドールは、ビリー・スタレイホーンとの共作など)

代表曲 1 A列車で行こう

デューク・エリントンを代表する曲というよりジャズを代表する曲です。

デューク・エリントン楽団でもテーマ曲のように演奏されていました。

ボーカルでもよく歌われています。

代表曲 2 キャラバン

デューク・エリントンの曲は、オリエンタルな民族音楽の要素が入っていると言われています。キャラバンは、それを代表する曲です。

他の人がやる演奏では、アップテンポのノリノリでやる場合が多いです。

代表曲 3 スウィングしなけりゃ意味ないね

「スウィングしなけりゃ意味ないね」という脅し文句のような題名です。(笑)

初心者がいるバンドでこの曲をやる場合、しっかりとスウィングしているか、リーダーはよく確認した方がいいですね。

とにかく題名が「スウィングしなけりゃ意味ないね」ですから。

代表曲 4 ソフィスティケイテッド・レディ

ボーカルでもよく歌われる曲です。

何ともおしゃれなメロディーです。

代表曲 5 イン・ア・センチメンタル・ムード

「イン・ア・センチメンタル・ムード」は、バラードを代表する曲です。デューク・エリントンの曲は、スウィングジャズが多いですが、このようなバラード曲も数多く残しています。

ジャズのセッションに行っても時々やる人がいるので演奏する人は、覚えておくといいですね。

代表曲 6 ロッキン・イン・リズム

メロディーよりもリズムを強調している曲です。

ウェザーリポートがかっこよく演奏していたので紹介します。

代表曲 7 Cジャム・ブルース

「Cジャム・ブルース」と言えば、オスカー・ピーターソンというくらい定番の曲です。

テーマは、ソソ・ソソ・ソソ・ソードを3回繰り返すだけのメロディーですが、それが何とも気持ちいいですね。

 映像では、2:37頃にテーマが始まります。

代表曲 8 サテンドール

デューク・エリントンは数多くの名曲を残していますが、「サテンドール」もジャズを代表する曲で多くのミュージシャンが名演奏をしています。

作曲者は、デューク・エリントンとビリー・ストレイホーンの二人で作っています。

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