ジャズって堅苦しくて難しそうというイメージないでしょうか?
種類があるんですよね。何とかジャズって。
ジャズに興味はあってもジャズの歴史を全く知らない人も多くいるようです。
今回はそんな人のために音源付きでごくごく簡単に「ジャズの歴史」をご紹介します。5分で分かりますよ。
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目次
ジャズの根源は?
西洋音楽とアフリカ音楽が融合してジャズが生まれています。
その根源となったのがブルースやラグタイムという音楽です。
ラグタイムは、ほとんどの方が聞いたことある曲で、チャップリンの映画で流れている曲です。
ラグタイムの音源
ジャズ発祥の地は、アメリカのニューオリンズ
ジャズ発祥の地は、アメリカのニューオリンズです。
ニューオリンズジャズ、デキシーランドジャズなどが有名。
昔、アメリカ南部開発時代にアフリカから連れてこられた移民がいました。その移民と白人達の子孫によりさまざまな文化が融合して新しい音楽を作っていきます。
そこでニューオリンズズジャズやデキシーランドジャズが生まれます。
これもほとんどの方が聞いたことがあると思います。
ディズニーランドで流れている曲ですね。
この頃の曲をジャズというのでジャズ発祥の地は、ニューオリンズになる訳です。
陽気なニューオリンズジャズ
スウィングジャズで一気にメジャーになりました
ジャズは、スウィングジャズで一気にメジャーになりました。
ここからビッグバンドの編成になって今でもよく聴くことが出来る曲がスタンダードとして残っています。
有名ジャズ作曲家としてこんな人が有名です。
ベニー・グッドマン
グレン・ミラー
カウント・ベイシー
スウィングジャズは聴きやすいのでCMなどいろいろなところで演奏を聴くことが出来ます。
「Take the A Train」 デューク・エリントン
モダンジャズはビバップから始まります
モダンジャズは、ビバップから始まります。
ビックバンドでルイ・アームストロングが初めてのスキャットをやって人気になり、ジャズの即興演奏が注目を集めます。
その頃、ビックバンドの演奏よりも刺激を求めて名だたるミュージシャンが集まりセッションを通して即興演奏を繰り広げていました。
今、巷でやっているセッションは、この頃のスタイルをそのまま踏襲していますね。
私たちは、昔からやっていることを受け継いでやっているに過ぎませんが、当時は初めてやるスタイルだったことを考えるとものすごく盛り上がっていたと想像できます。
これが新しいジャズのスタイルの始まりでビバップといいます。
今でも演奏されている曲も多く出ておりこの頃の曲を全てモダンジャズといいます。この時期のジャズの歴史が大きく動きましたね。
日本で「ジャズ」というと「オシャレ」とか「大人の雰囲気」「堅苦しい」と言われますが、それはほとんど「モダンジャズ」のことを言っています。
モダンジャズ以前のジャズは、「陽気」「楽しい」のいイメージなので、日本で言う「ジャズ」は「モダンジャズ」と言い換えてほとんど間違いないと思います。
そこでビバップで有名な曲はこちら。
「Now’s the time」 チャーリー・パーカー
チャーリー・パーカー
デイジー・ガレスピー
クールジャズ、ウエストコーストジャズ、ハードバップなど
チャーリー・パーカーに憧れ、ジャズの歴史を語るに欠かせない人が、マイルス・デイビスです。
日本でジャズと言うとモダンジャズのことと説明しました。
モダンジャズの歴史は、マイルス・デイビスの人生とイコールなのです。
ここからモダンジャズについて詳しく書き始めるとものすごく長くなって、マイルス・デイビスのことを書くことと同じになってしまうので、簡単に曲だけ紹介しておきます。
クールジャズ
「Take five」 デイブ・ブルーベック
ウエストコーストジャズを代表する曲はこれ。
このあたりが典型的なモダンジャズですね。
ハードバップ
マイルス・デイビスの発明、モードジャズ
「オシャレ」「かっこいい」「大人の雰囲気」を一番顕著に表現しているのが、モードジャズです。
マイルス・デイビスは、モダンジャズいてにおいていろいろなことをやっているので、何が一番と決めづらいところもありますが、やっぱりモードジャズではないでしょうか?
モードジャズのイメージとして「かっこいい」というイメージもありますが、残念ながら「堅苦しい」というイメージもモードジャズから来ていると思います。
ウィキペディアの説明にはこう書いてありました。
「コード進行よりもモード (旋法)を用いて演奏されるジャズ。」
はい、難しいです。(汗)
有名な曲はこちら
「SO WHAT」アルバム「Kind of blue」
この頃、マイルス・デイビスの門下生のようにジャズを作ってきた人の中に偉大なジャズミュージシャンがいます。
名前を上げるとキリがないのですが、この二人は是非覚えておいてください。
ジョン・コルトレーン
ビル・エバンス
ボサノバでラテンのノリとオシャレな雰囲気
どこまでをジャズと言うのか私も正確には理解していませんが、ボサノバはジャズにおいて重要な位置を確率しています。
ボサノバは、「軽くてオシャレ」「都内的」なイメージです。
元はブラジルの音楽で、日本ではBGMとして聴くにはぴったりです。
ちなみにカフェの「エクセルシオール」ではよくBGMとして掛かっています。
有名な人はこの人
アントニオ・カルロス・ジョビン
「イパネマの娘」
ヒュージョンやファンクジャズ
ヒュージョンはジャズとロックが融合した曲で、原点はマイルス・デイビスの「ビッチェズブリュー」と言われています。
とにかくマイルス・デイビスはすごいんです。
ヒュージョンは、ノリがよくて何でもありというイメージです。
日本で言うと「カシオペア」がばっちりヒュージョンですね。
代表してこの曲を紹介します。
「バードランド」 ウェザーリポート
ファンクは、ジェームス・ブラウンが代表するめちゃくちゃノリのいい曲ですが、そのノリをジャズと融合させた曲調をファンクジャズと言います。
ファンクとヒュージョンの違いも上手く言葉では説明できないのですが、ファンクジャズの方がよりノリが深くてグルーブしているというイメージでしょうか。
ここではベーシストのマーカス・ミラーがマイルス・デイビスために書いたを紹介します。
「TUTU」
ジャズには、まだまだ新しい発見があります。