ダイアナ・クラールは、カナダ出身の女性ジャズ・ピアニスト、ボーカリストです。
現在ジャズ界において最もチケットの高いアーティストの一人と紹介して間違いありません。
とても聞きやすいジャズなのでジャズ初心者にもおすすめです。
この記事では、ダイアナ・クラールの魅力と名曲、名盤を分かりやすく紹介します。
目次
ダイアナ・クラールの経歴
ダイアナ・クラールは、1964年にカナダで生まれました。
4歳でピアノを始め、高校生の頃ジャズバンドの活動を始め、ボストンにあるバークリー音楽大学に入学しました。バークリーの同級生に日本のジャズ・ピアニストの小曽根真がいます。
1993年(29歳)初めてのアルバム『ステッピング・アウト(Stepping Out)』を発表。
1996年、サードアルバム『オール・フォー・ユー〜ナット・キング・コール・トリオに捧ぐ』を発表し、グラミー賞にノミネートされました。
1999年、『ホエン・アイ・ルック・イン・ユア・アイズ』を発表し、その年の最優秀ジャズミュージシャンとして表彰されました。

2,000年(36歳)トニー・ベネットと20都市でジョイントツアーを開催しています。
2001年、彼女の代名詞となる『ザ・ルック・オブ・ラヴ』を発表しました。
同年、『ライヴ・イン・パリ』を発表し、二つ目のグラミー賞とジュノー賞を受賞しています。
ダイアナ・クラールは、2003年(39歳)「She」で有名なイギリスの大スター、エルヴィス・コステロと結婚しています。
その後は、ハンク・ジョーンズのピアノで歌う「Dream a Little Dream of Me」を発表。
ポール・マッカートニーのアルバムにも参加しています。

ダイアナ・クラールの特徴
ダイアナ・クラールは、現在ではジャズボーカリストの女王と呼ばれています。
ピアニストでもあるので歌う時は、ほとんどピアノの前に座って演奏しながら歌います。
いい感じに力の抜けた脱力系のボーカルで、私の周りにもホントに好きな人が多いです。
好きなアーティストを聞かれて「ダイアナ・クラール」と答えると、ジャズをよく知っているな、というイメージがあります。

ダイアナ・クラールの演奏は「ピアノって、こんなに力抜いて弾いてもいいのですね」と思わせてくれるような演奏です。
ジャズのスタンダードも多く演奏しているのでジャズ初心者で演奏やボーカルをしている人にはとてもおすすめです。
「Fly me to the moon」の映像がありましたが、エンディングはフランク・シナトラと同じにしていました。
これは、パクリではなくオマージュと言うのだと思います。
世界的に見ると日本はジャズの人気が高い国なので、ダイアナ・クラールも何度も日本に来ています。私も一度は聴きにいきたいアーティストの一人です。