上原ひろみは、現在日本人ジャズ・ピアニストとしては一番有名なピアニストです。
世界的なジャズピアニストは上手いのは当たり前ですが、その中でも上原ひとみは上手さを超えて凄さを感じさせるジャズピアニストです。
比べようもないほどの上手さですので、ジャズ初心者は自分と比べることなく聴いてほしいと思いこの記事を書きました。
目次
上原ひろみの経歴
上原ひろみは、1976年静岡出身のジャズ・ピアニストです。
日本以外では、Hiromiと表記しています。
上原ひろみは、6歳からピアノを始め、8歳の時ジャズへ興味を持ちます。
すでに14歳の時にチェコに行く機会がありチェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演しています。
16歳の時に上原ひろみが上京していた時、来日していたチック・コリアと出会い、たまたまチックの前で演奏することなりました。
そこで上原のテクニックに驚いたチックが、公演の最終日に上原ひろみをステージに上げ観客の前で演奏したというエピソードをもっています。
その後、普通に東京の大学に入学しましたが、途中でアメリカのバークリー音楽学院に作編曲を勉強する為に留学しました。
バークリー音楽学院の卒業間際にデビュー(27歳)することになります。
バークリーは、小曽根真に次ぐ主席で卒業。
その後は、世界で活躍することになります。
誰が聴いても上手いと分かる演奏は、天才と言えますね。
28歳で「日本ゴールドディスク大賞」
32歳、チック・コリアとのアルバムを発表
35歳、第53回グラミー賞で、アルバム『THE STANLEY CLARKE BAND FEAT. HIROMI』が「ベスト・コンテンポラリー・ジャズ・アルバム」を受賞。
37歳、日本人アーティストでは初めてニューヨーク・ブルーノートでの9年連続6日間公演を成功させました。
2021年 東京オリンピック2020の開会式においてピアノ演奏を披露しました。
上原ひろみの特徴
上原ひろみのピアノは、めちゃくちゃ上手いです。
また、その超絶技巧の凄さ圧倒されます。
僕の知合いは「上原ひろみが出てきてジャズの世界が変わりましたね」とまで言っていました。誰もが認める天才ピアニストと言ってもいいと思います。
ただ、私は上原ひろみの評価には以前から違和感を持っていました。
今回、彼女の記事を書くことでネットで調べてみましたが、私と同じような違和感を持っている人も多いことが分かりました。
そこで上原ひろみのピアノは凄いと認めながらもその違和感を文章にしてみました。
アンチ1 上原ひろみのピアノは、正直疲れる
生で聴いたことないのですが、ネットで検索して上原ひろみのピアノを聴いてみると1曲目は、ワクワクして聴くことができますが、1曲目の終わり頃に少し飽きてきて、2曲目を聴く頃には、聴いている方が疲れてきます。
アンチ2 上手い人の演奏は、人を引き付けるが、上原ひろみの演奏は、他者を近づけない
この言葉に尽きるような気がします。
テクニックが凄過ぎるがゆえに、聴いている人を置いてきぼりにして、近寄りがたい存在になっているような気がします。
あなたがもしもピアノを弾いたことがあって、上原ひろみのピアノを聴いてみると、おそらく才能の差に打ちのめされると思います。
上原ひろみの演奏は、「どんなに逆立ちしても彼女の演奏の足元にも及ばない」と、テクニックを見せつけられる感覚があります。
アンチ3 上原ひろみの演奏は、感情移入し過ぎ
ある有名歌手の言葉を紹介します。
「人に感動を与えようと思ったら、感情移入し過ぎると上手く伝わらないです。歌い手が感情移入しすぎると聴いている方は醒めてしまいます。」
演奏は、否定する余地はないのですが、アンチがいることを冷静に考えてみると、感情移入し過ぎがジャズ演奏に合わないのではないかと思います。魂はロックだと。
それでも上原ひろみは凄い。
好き勝手にいろいろ書きましたが、一般視聴者の感想なので大目に見てもらうとありがたいです。
何度も言ってきましたが、上原ひろみのピアノは上手いと言って言い過ぎることはありません。
今日本で最も人気があり上手いピアニストなので、是非生で聴いてみてください。