おすすめジャズピアニストに登場しない「最も聴きやすい」ジャズピアニスト5名!

ジャズ

ジャズが好きで初めてジャズピアノを聴き始めた時、ジャズのレジェンド達の演奏から聴きましたが、演奏がイマイチだったことがよくありました。

おそらくレジェンドと言われる人達の演奏は、1900年前半に録音されている音源が多く、微妙に音に陰りがあり、突き抜けるようなピアノ独特の音色は上手く表現できていないように思います。

ジャズピアノと言えば、ビル・エバンスの「ワルツ・フォー・デビー」が有名ですが、ビル・エバンスの演奏は録音状態があまり良くなくて、正直言ってしばらく聴く気になりませんでした。

この記事では、一般的には「レジェンド級のジャズピアニスト」としては登場しないかもしれませんが、ジャズ好きの私の耳で聴いて、ジャズ初心者に本当に聴きやすいと思うので、この記事で紹介します。

聴きやすいと感じるポイント
・リズムを感じることができる
・録音状態がよくて高音が突き抜けて聴こえる
・分かりやすいアドリブ

最後は、好みですからあなたが好きになった音楽を聴けばいいのですが、あまり巨匠とかレジェンドの名前にとらわれずにジャズを楽しんでもらえたら嬉しいです。

ハンク・ジョーンズ

ハンク・ジョーンズは、ジャズピアニストとしてベスト10にはほとんど上げられることはありませんが、それでもベスト30くらいまで幅を広げると名前は登場するピアニストです。

1918年生まれなのでそれほど新しい人でもありませんが、私が聴くハンク・ジョーンズのピアノの音色はいつも心地いい音色です。

91歳まで生きていますが、おそらく晩年まで第一線で活躍しているので録音状態のいい演奏が残っているのだと思います。

調べてみると91歳の年にブルーノート東京でライブをやっていました。チャーリー・パーカーやマイルス・デイビスともやったことがあるので巨匠なのかもしれませんが、巨匠よりも「至宝」と表現した方がしっくりくるピアニストです。

とにかくリズムがいい。

低音の響き具合がいい。

なので、心地いい。

エディ・ヒギンズ

この記事を書くにあたって一番紹介したいと思ったピアニストが、エディ・ヒギンズです。

私がジャズを聴き始めて少し詳しくなっていた頃、ある女性が「この曲、私のテーマ曲にしているんです。」と聴かせてもらったのが、エディ・ヒギンズが演奏する「What Difference DayMkes」でした。

その女性は、特にジャズに詳しいという訳ではなったのですが、そのエディ・ヒギンズの演奏を聴いて彼のことが気になっていました。

以前テレビで矢沢永吉が自分の音楽を語る時に「難しくしない」「偉そうな音楽にしない」と言っていたのを思い出します。

ジャズの場合、難しくして、人が出来ないような演奏を聴かせるようとするなど、少し偉そぶるところがあるように感じますが、エディ・ヒギンズの演奏には、それが全くありません。

「音楽は、こんなに楽しいものですよ」というメッセージが込められています。

ネットで検索してみても「エディ・ヒギンズの演奏は超一流でも一流でもない。二流三流でもいいものはいいと言える。」と。その記事を書いた人の意見に私も同感です。

是非ジャズ初心者の人に聴いてほしいジャズピアニストが、エディ・ヒギンズなんです。

ダイアナ・クラール

ダイアナ・クラールは、ボーカリストとしてカテゴライズされているのでジャズピアニストに名前が上がることはほとんどありません。

「ジャズピアノは、力を抜いて演奏してね」というお手本のような演奏です。

音数をここまで少なくしてもかっこよさを表現できるのは、超一流です。

コロコロした高音の響きが、「ああ、気持ちいい」と感じさせます。

アドリブでは、もちろん超一流らしい速弾き演奏も随所に聴けますが、「あ、これだったら僕でもできるかも」と思わせるようなシンプルな演奏もあります。

素人で上手い人の演奏を聴くと、その人のギリギリいっぱいまで背伸びをしている演奏をよく見受けますが、ダイアナ・クラールは、全く気負いのない自然体の演奏をしています。その覚悟を決めた演奏をできるところが、すごいのだと思います。

とにかく癒し系のピアノです。

今、日本では一番チケットが高いジャズピアニストの一人ですね。

ミシェル・ぺトルチアーニ

1962年生まれのフランス出身のジャズピアニスト。先天性疾患による障害がありながら抜群のセンスで素晴らしい演奏を聴かせてくれました。

残念ながら36歳の若さで亡くなっていました。

演奏を聴いているとあまりの素晴らしさにミシェル・ペトルチアーニのことを「うらやましい」と思ってしまうほどです。

最近、ジャズピアノの先生とレイドバック(※1)について話す機会がありました。その際、ミシェル・ペトルチアーニが一番顕著にレイドバックを感じることができるとのことでした。それ以来、以前にも増して聴くようになりました。

(※1)レイドバックとは
ゆったり遅れ気味に演奏する時の音楽用語。ジャズの場合、ドラム、ベースなどのリズム隊より遅れ気味の演奏でゆらぎを感じさせるのが特徴です。スウィングのリズムの裏拍は、きちっとキープして頭を6分の1程度遅らせる演奏と言われています。

デイヴ・グルーシン

最後の一人は、ジャズピアニストのカテゴリーには入ってないかもしれませんが、ある程度の年齢の人ならおそらく聴いたことある音楽で、ジャズ初心者の人にも知っておいてほしいと思いデイヴ・グルーシンを紹介します。

デイヴ・グルーシンは、編曲家・作曲家と言われる時の方が多いかもしれません。グラミー賞の最優秀インストゥルメンタル部門を何度も受賞しているものすごい人です。

ロバート・デ・ニーロが主演をした映画「恋におちて」のテーマ曲、「Mountain Dance」がとても有名なので是非聴いてみてください。

今回の記事は、少し私の独断と偏見があったかなと反省する部分もありますが、やっぱり最後は「いいものは、いい」と自分の耳で判断できるようになりたいと思っています。

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