【完全保存版】ブルーノートとは?ジャズ初心者に向けてどこよりも分かりやすく徹底解説!

ブルーノート1 ジャズ

ブルーノートとは何か?

ジャズ初心者に向けてどこよりも分かりやすく説明します。4分で理解できます。

ジャズに興味を持ってジャズを聴いたり演奏したりしていると、よく「ブルーノート(Blue Note)」という言葉を聞くようになります。

実は、それぞれ次に紹介する3つのことを全てブルーノート(Blue Note)と言うので少し戸惑うかもしれません。

さっそく結論を書きますのでジャズ初心者の方はこの記事で覚えておいてください。

ブルーノートとは、有名ジャズライブハウスのことです。

ブルーノートとは、レコード会社のことです。

ブルーノートとは、音階(スケール)のひとつです。

ここまで読んで「やっぱりね」と思った方は、その通りです。

ここから先は読まなくてもいいかもしれません。

もっと詳しく知りたいと思った方は、読み進めていただければと思います。

ブルーノートとは、有名ジャズライブハウスのことです

ブルーノートとは、有名ジャズライブハウスのことです。

始まりは、アメリカのニューヨーク、マンハッタンで1981年に開業したジャズ・クラブからです。

よく老舗ジャズ・クラブと言われますが、1981年ですからジャズの全盛期が終わってから開業したことになります。

今でも営業しているのでニューヨークに行く機会でもあれば本場ニューヨークでジャズを聴くことができます。

通常、日本でブルーノート(Blue Note)と言うと東京南青山にある「ブルーノート東京」のことを言います。

コロナ禍になり外国人ミュージシャンのライブが激減していますが、ジャズ系の有名外国人が来た場合、ブルーノート東京でライブをすることがとても多いです。

座席数は、400席です。

とにかくチャージが高い。

歴史に名を連ねるような有名ジャズミュージシャンの演奏を目の前で聴けるのであれば、安いのかもしれません。

通常、ジャズ・クラブというとドレスコードもなく居酒屋で酒を飲んだ後にふらっと寄るくらいの感覚があるかもしれませんが、ブルーノート東京は、少しオシャレして行きたくなるような雰囲気をかもし出しています。

最近では、歌謡界の大ベテランの方達もブルーノート東京でライブをする人もいるくらいです。

ブルーノート東京を運営している株式会社ブルーノート・ジャパンでは全国でエンターテイメント事業を手掛けており、これもライブハウスの有名店、「COTTON CLUB」も運営しています。

ブルーノート東京は、確かにチャージが高いですが、雰囲気も良くて当然ながら音も抜群にいいので一度行ってみるのもいいと思います。

ブルーノートとは、レコード会社のことです

ブルーノート(Blue Note)とは、レコード会社のことです。

ブルーノート・レコードは、ドイツのアルフレッド・ライオンが、1939年にニューヨークで設立したジャズ専門のレコード会社です。

設立が1939年ですからモダン・ジャズ全盛期に設立したレコード会社です。

創業者のアルフレッド・ライオンが、たいへんジャズが好きだったようで、本人がこだわって少数精鋭で本物のジャズを録音し、良質のレコードを数多く発表しました。

当時のブルーノート・レーベルの存在感は、ダントツで他を寄せ付けなかったと言われています。

ブルーノート・レーベルの有名なレコード
サムシン・エルス        キャノンボール・アダレイ   
ビレッジバンガードの夜  ソニー・ロリンズ
クール・ストラッティン  ソニークラーク
ブルー・トレイン        ジョン・コルトレーン
モーニン        アート・ブレーキー
処女航海        ハービー・ハンコック

ブルーノート・レーベルは、その後のロックミュージックの台頭により一時期倒産も経験していますが、その後復活して現在はユニバーサルミュージックグループの参加として活動しています。

ブルーノートとは、音階(スケール)のことです

ブルーノート(Blue Note)とは、音階(スケール)のことです。

歴史は、19世紀中ごろ、アフリカからアメリカに連れてこられた黒人たちに西洋の音階を教えたところヨーロッパ音楽には耳慣れない微妙な音程を使う音を使っていました。

その音は、どこか物悲しい雰囲気の音程で、ブルースの語源の憂うつを意味するブルーの名称で呼ばれていました。

Cメジャーのブルーノートスケール
ド、レ、ミ♭、ファ、ソ♭、ラ、シ♭

中でもミ♭、ソ♭、シ♭をブルーノートと言います。

ピアノを習っていた頃、先生からブルーノートスケールを教えてもらう時「ミ♭、ソ♭、シ♭をブルーノートといいます。」と説明を受けたが、あまり意味が分からず「なるほど。ブルーの音ですね」と答えて、先生から失笑されてしまいました。

「ブルーの音」と言っても何となく意味が通じてしまうのが、ブルーノートの面白いところです。

ブルーノート まとめ

以上、ブルーノート(Blue Note)の説明を説明しましたが、まとめるとブルーノートの語源は、ブルーノートスケールからですね。

ただ、ブルーノート東京もブルーノート・レーベルもそれぞれ一時代を作ったジャズ・クラブであり、レコード会社なので、最初こんがらがってしまいますよね。