クリフォード・ブラウンの経歴・代表曲を!伝説のトランペット奏者を分かりやすく紹介します。

クリフォードブラウン ジャズ

クリフォード・ブラウンは、アメリカ出身のジャズ・トランペット奏者です。

ハード・バップ初期に活躍したトランペット奏者でジャズの一時代を築きました。

残念ながら25歳の若さで交通事故によって命を落としましたが、短い人生で素晴らしいい演奏を多く残しています。

この記事では、ジャズ初心者に向けてどこよりも分かりやすくクリフォード・ブラウンを紹介しています。

クリフォード・ブラウンの経歴・代表曲を知って、よりジャズを楽しんでいただければと思います。

クリフォード・ブラウンの経歴

クリフォード・ブラウンは、1930年にアメリカのデラウェア州に生まれました(マイルス・デイヴィスの4つ年下)

クリフォードは、12歳でトランペットを吹きはじめました。学業も優秀でデラウェア州立大学では数学を専攻しています。

その奨学金を得てメリーランド州立大学に音楽家専攻で編入して本格的に音楽の道に進みます。

学生バンドで演奏していた頃、当時既に有名になっていたディジー・ガレスピーのビックバンドの演奏を聴きにいき、ガレスピーのバンドで急遽代役で演奏することがあり、そこからクリフォード・ブラウンの快進撃が始まります。19歳の頃。

後に恩師となるファッツ・ナバロに出会いますます多くの人から認められることになります。

1953年(23歳)タッド・ダメロンの目に留まりダメロン楽団に参加。

その後は、名ドラマーのアート・ブレイキーからも誘いを受けジャズ・メッセンジャーに加入することになります。

水 3

1954年(24歳) ジャズ・クラブ「バードランド」の伝説のライブにも名前を連ねることとなりました。「バードランドの夜」に収録。

同年 ドラマーのマックス・ローチとともに「クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット」を結成します。

若くして一流の仲間入りをしたクリフォード・ブラウンは、サラ・ヴォーン、ヘレン・メリルなどの大物ヴォーカリストやソニー・ロリンズとも共演しています。

1956年(25歳)フィラデルフィアからシカゴに向かう途中交通事故に会い短い人生を終えました。

クリフォード・ブラウンの特徴

歴史に「たられば」はないと言われますが、誰もが言いたくなるのが「もしもクリフォード・ブラウンがもう少し生きていたら」です。

デビューから突然の死までの6年間で多くの演奏を残し、しかもその演奏はどれを聞いても素晴らしい演奏ばかりです。

また当時名前が売れ出した頃「ファッツ・ナバロの再来」と呼ばれていたのも興味深いところです。

今ではトランペットと言うとマイルス・デイヴィスの名前が一番に上がりますが、当時はまだそこまでに至ってなかったようです。

クリフォード・ブラウンは、ファッツ・ナバロに憧れて音楽に向き合った結果、テクニックも超一流になっています。

改めて聴いて「Cherokee」を聴いてみるとウィントン・マルサリスが、ブラウニーのことをオマージュして演奏していることが分かります。

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また当時のミュージシャンは、酒やドラッグに溺れる人が多い中、クリフォード・ブラウンは、それに溺れることなく温厚な性格からもあり多くの人から愛されました。

ネット上に掲載されている写真の表情を見ても温厚そうな性格があふれていますよね。

モダン・ジャズの歴史には節目にいろいろな出来事がありますが、伝説のライブ「バードランドの夜」に参加しているのは、クリフォードにとって大きな実績となっています。

また活動としては、ドラムのマックス・ローチとの出会いも大きな出来事でした。

クリフォード・ブラウンと言うとマックス・ローチの存在を避けて通ることは出来ません。

二人の人間関係も考えながらジャズを聴くと楽しさも倍増すると思います。

日本でジャズのセッションに行くとよく「I Remember Clifford」を聞きますが、死後ベニー・ゴルソンが作ったと思うと感慨深いものがあります。

代表曲1 Jor-Du-Max Roach And Clifford Brown

代表曲2 Cherokee-Study in Brown

代表曲3 You’d Be So Nice To Come Home To/Helen Merrill with Clifford Brown

ブラウニーの演奏は、2分7秒あたりから

代表曲4 Confirmation (Live At Birdland, New York/1954)

代表曲5 Falling In Love With Love / Memorial

代表曲6 DONNA LEE/ The Biginning And The End

代表曲7 Oh, lady be good – Memories of you

代表曲8 Joy Spring /Clifford Brown & Max Roach

I Remember Clifford · Benny Golson

青の画像 ソニーロリンズ

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