ジャズが好きでジャズシンガーの曲を聴いていると、非常に個性豊かでセンスを感じるボーカリストがたくさんいます。
歌が上手くなるには、普通ボーカル教室に習いに行くのが手っ取り早いと思いますが、彼らの歌い方を聴いていると自分が信じて歌いやすいように歌うのが一番いいのではないかと思います。
この記事では、ジャズ初心者に一度は聴いてほしい唯一無二の個性的なジャズシンガーを紹介したします。

目次
ジャズシンガー① ボビー・マクファーリン
ボビー・マクファーリンは、当初、普通のジャズボーカリストをやっていましたが、バンドメンバーに自分がやってほしいことを自分の声で伝えていて、それが面白いということになり楽器的なボーカルをすることになりました。
個性派ジャズシンガーで最初に名前を上げるとボビー・マクファーリンになります。
一番有名な曲は、全て自分の声だけで多重録音した「Don’t Worry, Be Happy」。
この曲は、アメリカのヒットチャートでNo.1を獲得しています。伴奏に楽器を一切使っていない曲としては史上初になります。
チック・コリアとやった「スペイン」もおすすめです。
お客さんを相手にしたセッションも得意で、一般のお客さんとやってもクオリティーの高い音楽を作れるのは素晴らしいです。
ジャズシンガー② アル・ジャロウ
アル・ジャロウは、残念ながら2017年に亡くなっています。
当初はジャズシンガーとしてスタートしたアル・ジャロウですが、その後ポップスも歌うようになり、ある程度年齢が上がり最後はジャズに戻って来ました。
音を一ミリも外さない安定した歌唱力で私達を楽しませてくれます。
おすすめは、「Take five」
ジャズシンガー③ ディー・ディー・ブリッジウォーター
ディー・ディー・ブリッジウォーターは、パワフルに歌うジャズシンガーとして有名です。
調べてみると当初「踊るように歌う」スタイルを受け入れられなかったようで、この歌い方が評価されるまで少し時間はかかりました。
モダンジャズは、マイルス・デイビスを筆頭に演奏に徹するスタイルが一般的なので、彼女のようなスタイルはモダンジャズファンとしては、かなり違和感があるのでしょう。
「自分の演奏を聴きたい人だけ聴いてくれ」という姿勢ではなく、「私の歌をどうか楽しんでくださいねー」というメッセージージを感じます。
ディー・ディー・ブリッジウォーターの歌を聴いていると間違いなく楽しくなります。
私が好きな曲は「Song for my father」
ジャズシンガー④ ジェイミー・カラム
ジェイミー・カラムは、イギリス出身のジャズピアニスト、ポップス、ブルース、ボーカリストです。
40歳(2019年)なのでまだまだ若いです。
もしも日本に来る機会でもあれば聴きに行った方がいいですね。
Youtubeには、ライブ映像もたくさんアップされていますが、お客さんを乗せて楽しいライブになっています。
ピアノを激しく弾きながら歌も歌い、ピアノの上にも乗るなどお客さんを楽しませています。
演奏する曲はオリジナル曲が多いので我々素人は彼の曲を演奏するのは難しいかもしれません。


ジャズシンガー⑤ ハリー・コニック・ジュニア
ハリー・コニック・ジュニアは、ビックバンドスタイルで歌うジャズシンガー、ピアニスト、俳優もやります。
私は彼のライブ映像でピアノ弾語りのシーンが印象に残っています。
他にピアノを弾いた後にドラムを叩くシーンもあり、やはり才能の塊です。
俳優やるだけあって背も高くかっこいい男性です。ステージ衣装は、普通のスーツなのにスタイリッシュに着こなしているので素人としても非常に参考になります。

ジャズシンガー⑥ キャブ・キャロウェイ
キャブ・キャロウェイは、1907年生まれ、1994年没 ジャズシンガーです。
モダンジャズが始まる前から歌っており、彼のライブはとてもハッピーです。
この記事で紹介した個性派ジャズシンガー達は、キャブ・キャロウェイのことを知らない人はいないはずです。
結構若い時から売れているにも関わらず映画「ブルースブラザーズ」にも出演しているのは、流石にエンターティナーです。

難しいことを考えず「ミニー・ザ・ムーチャ」を聴いてみてください。
クールなモダンジャズもかっこいいですが、個性的なヴォ―アリストを観ると自分のライブの参考になります。

