ジャズのセッション参加のすすめをジャズ初心者向けに書きました。
ネットにはジャズのセッションをおすすめする記事が載っていますが、どれもジャズ上級者からの文章や、ライブハウスを経営している人の文章である為、すごくレベルが高いです。
「ジャズのセッションに参加することはそれほど難しいことではない。」
ジャズ初心者がセッションに参加する時の心構えなどを上級者でない私からお伝えます。

目次
ジャズ初心者が初めて行くセッションは、誰でも緊張します
ジャズ初心者が初めて行くセッションは、誰でも緊張します。
初めて行くセッションは緊張しますよね。これは、初心者なら誰でも緊張するので、残念ながらここで具体的な改善策をお伝えすることは出来ません。
誰でも緊張する
と覚えておいてください。
ちなみに私も初めてセッションに行く時は、ものすごく緊張しました。私はそれほど出たがりというタイプではありませんが、いざ腹が座ると吹っ切れるというタイプかもしれません。それでも、最寄りの駅に降りてお店に行くまで、今まで緊張したことないくらい緊張していたことを覚えています。
「緊張して履きそうになる」という感覚を初めて感じました。
「なぜ、お金を出して客として行くのにここまで緊張しないといけないのか?」
「ここまでする必要があるのか?」
と、いろいろ当時のことを思い出します。
初心者が初めて行くセッションは、誰でも緊張するものです。改善策ははっきり言ってありませんが、皆、この道を通ってきたと自分だけじゃないと思うだけでいいのではないかと思います。
ジャズ初心者は、実はお店では歓迎されています
ジャズ初心者は、実はお店では歓迎されています。
初心者の頃は、自分がセッションに参加することは、周りの方からすると迷惑ではないかと気になって、申し訳ないような気持ちになっていましたが、これは間違いでした。
ちょっといやらしいですが、お金を払っているのは参加者であり、たくさんの方に参加してほしいと思っているのは、お店の方であり、当日のセッションホストの方なので迷惑がられることは絶対にありません。
もしかしたらその日の参加者で中級者以上の方がいて、初心者の方と演奏したくないという方がいたとしても、だいたい上手くセッションホストの方が仕切ってくれます。
上級者どうしでやりたい参加者がいても、それはセッションホストの方が必ず仕切ってくれます。
それに、自分達が楽しいと思ているジャズの世界にこれから参加したいと勇気を振り絞って参加している初心者のことは、歓迎されることはあっても迷惑がられることはありません。
当然ながら初心者と上級者の方の差はものすごい差があるので、謙虚な気持ちは忘れないようにしましょう。

ジャズのセッションには、3曲できるようになれば参加できます
ジャズのセッションには、3曲できるようになれば参加できます。
3曲くらいレパートリーがあるとセッションに参加して大丈夫です。
Fのブルースとスタンダード曲を2曲です。
できれば、お店に入ると自分がまだ初心者だということと、レパートリーはこの曲ですと伝えた方がいいかもしれません。
と言うのは、2曲のレパート―だと他の人がリクエストすると演奏できなくなってしまうからです。
その日のセッションで同じ曲を2回やってはいけないというルールはないですが、何となくですが、その日にやった曲を2回することはありません。他の人と被らない為になるべくセッションホストにお伝えしておいた方がいいと思います。
「1曲だけ演奏して、後は聞くだけでもいいので参加してもいいですか?」
この質問は、お店の方は必ずOKを出します。
でも、お店の方、セッションホストの方は、参加者全員に楽しんでもらいたいと思ってセッションをやっています。
1曲だけでセッションに参加は可能ですが、3曲出来ると周りにも気を使わせなくて済むので、何とかレパートリーは3曲まで出来るようにしましょう。
セッションでもあいさつは基本
セッションでもあいさつは基本です。
何度でも言います。とにかく最初は緊張します。
自分の名前が呼ばれて演奏準備をする時も緊張の連続です。少し慣れてきて周りを見る余裕ができると常連客同士でも「どうも、よろしくお願いします」とお互い声を掛けて演奏しています。
演奏が終わると「ありがとうございました」です。
お恥ずかし話ですが、私が初めてセッションに行った時は、本当に余裕がなくてあいさつも上の空で演奏をしていました。
セッションホストの方は、仕事としてやっていますので、別の言い方をすると参加者=お客、ホスト=お店の人という見方もできますが、プロと演奏できる貴重な機会で、演奏を通じて教えてもらうことも多々あるので、ここは最上級の敬意を払って挨拶をすることをおすすめします。
ライブハウスでは初心者・上級者関係なくコミュニケーションをとりましょう
ライブハウスでは初心者・上級者関係なくコミュニケーションをとりましょう。
セッションに行っている訳ですから演奏を楽しむことが目的ですが、楽しさは演奏だけではありません。セッションに参加するといろいろな方と会ってジャズに関することを吸収することができます。
えらい学者が言っていました。
「情報を集めるのはインターネットより、人と話した方がいろいろな情報が集まる」と。
隣に座っている人に勇気を振り絞って話しかけたり、演奏が終わって自分の席に帰っていく人に拍手を送ったり、そのようなコミュニケーションをとることがセッションを楽しむ上でとても重要になってきます。
お互い名前を名乗らなくても次回またお会いすることもあるかもしれませんし、もしもまたお会いしたら、それだけでうれしくなるものです。
・初心者が初めて行くセッションは、誰でも緊張します
・ジャズ初心者の方は、実はお店では歓迎されています
・ジャズのセッションには、3曲できるようになれば参加できます
・セッションでもあいさつは基本
・ライブハウスでは初心者・上級者関係なくコミュニケーションをとりましょう
私が初めてセッションに参加して結構長い月日が流れましたが、ある程度経験を積むとジャズは最高の大人の趣味です。
まだまだ初心者の方にはお伝えしたいことがあります。もちろん他の上級者の方が書いたセッション参加のブログなども参考にして、皆様に楽しいセッションを体験いただければと思います。